TRPGのゲームマスターをすると、自然とPDCAが身につくの?本当の話です。
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そして内容の詳細化と読みやすくするため2018年9月19日に加筆しました。
PDCAサイクルは、企業が事業を行う上で継続的に業務改善を行う手法ですが、TRPGのゲームマスターをすると、自然とPDCAサイクルが身につくことをご存知でしょうか?
今回は、TRPGのゲームマスターをするとPDCAサイクルが身につく理由についてお話します。
スケジュール管理の書籍やビジネス関連の雑誌で、よく紹介されているPDCAサイクル。そのおかげでPDCAサイクルという言葉は日本でも普及しつつあります。ですが、まだまだPDCAサイクルを知らない人が多い現状にあるようです。
しかし、言葉自体を知らないだけで、PDCAサイクルを身につけている人たちが中にはいるようです。それも言葉や理論を知らないのに実践しているというから驚きです。
一体、その人たちは、どのような人たちなのでしょうか?その人たちとは、TRPGのゲームマスターの経験者です。
それでは、彼らがPDCAを身につけることができるのか見ていきましょう。
TRPGのゲームマスターをすれば、PDCAが身につく理由
ところで、あなたに質問です。PDCAはともかくTRPGをご存知でしょうか?もしかするとTRPGを知らないという方のためにTRPGについても少しだけ詳しく説明します。
できるだけ分かりやすく説明しますので、しばらくの間お付き合いのほど、お願いします。
1.そもそもPDCAサイクルとは?
まず、PDCAサイクルをご存知ない方がいるかもしれませんので、PDCAサイクルについて説明しましょう。
PDCAサイクルとは、企業が事業を行う上で継続的に業務改善を行う手法です。PDCAサイクルは、もともと生産や品質などの管理業務で使われていたものですが、近年では販売業務や通常業務の場面にも活用されているようです。
次にPDCAをひとつずつ見ていきましょう。
Plan
計画の意。設定した目標を達成するために計画を立案することです。
Do
実施の意。これは、立案された計画どおりに業務を進めることです。
Check
点検の意。これは、業務で実施していることが計画どおりに進んでいるのかを確認するために行われます。
Act
改善の意。計画どおりに業務が進んでいない場合、修正を行うことです。
このPlan・Do・Check・Actのサイクルを終えたら、計画について検証と改善をします。それらを踏まえて再度計画を立案し、新しいPDCAサイクルに移ります。この一連を繰り返して業務の改善を続けていくことがPDCAサイクルなのです。
2.TRPG?ゲームマスター?
はじめて「TRPG」や「ゲームマスター」という言葉を聞く方も多いことでしょう。
まずは、それらについて少し説明します。難しい話ではありませんので、肩の力を抜いて読み進めてください。
1.TRPGについて
TRPGについては、下記のとおりです。
「TRPG」とは「テーブルトーク・ロール・プレイング・ゲーム」の略称です。どのようなゲームかと言うと、鉛筆と紙、そしてサイコロを使って会話をしながら進めるアナログゲームです。
生地のアメリカでは「RPG」と呼ばれているのですが、日本ではコンピュータゲームのRPGが先行して世の中に知られたため、頭に「テーブルトーク/雑談の意」がつけられて紹介されています。
実を言うと、TRPGは日本でも40年近く遊ばれているゲームなのですが、ゲーム人口が少なく、いまだ発展途上にあります。
2.ゲームマスターとその役割
TRPGについて、ご理解いただけましたでしょうか?
次にゲームマスターについて説明します。TRPGは2人から6人以上で遊びます。その際、シナリオを用意し、ゲームの進行役をするのが、ゲームマスターです。ちなみに原則、ゲームマスターは1人です。
3.ゲームマスターはPDCAを身につけている
TRPGを遊ぶためには、ルールとシナリオが必要となります。いずれも市販されていますが、シナリオはゲームマスターがつくることも可能です。
ゲームマスターは、セッション(プレイする集まりの意)までにシナリオを作成し準備を整えます。そして、セッションでは、ゲームの進行役と審判を務めます。ゲームの終了後、ゲームマスターは、その回の反省と次回のセッションに備えて、シナリオの構想をはじめます。
いかがでしょう?お気づきになりましたか?
そうなのです!ゲームマスターは、TRPGをする以上、意識するまでもなくPDCAサイクルを行っているのです。
下記をご覧ください。より分かりやすく、箇条書きで説明します。
シナリオの作成(Plan)
ゲームのセッションを行うため、プレイヤーキャラクターに達成させる目標を決めます。その設定した目標を達成するためのシナリオを作成(立案)します。
進行(Do)
セッションで、作成(立案)したシナリオ(計画)どおりにゲーム(業務)を進めます。
ゲーム終了後の反省(Check)
セッションが終わり、ゲーム(業務)がシナリオ(計画)どおりに進んだのかを反省(点検)します。
次回の構想(Act)
シナリオ(計画)どおりにゲーム(業務)が進まなかった場合、その失敗を踏まえて(修正)、新しいシナリオを作成します。
いかがでしょうか?
このようにPDCAサイクルが、TRPGのゲームマスターの役割に当てはまります。そのため、ゲームマスターをしていると、先述のサイクルを繰り返すので、自然と身につくのです。
まとめ
いかがでしたか、TRPGのゲームマスターをすればPDCAが身につく理由は?少し驚きましたか?
確かにTRPGのゲームマスターをするだけで、PDCAサイクルが身についてしまうなんて意外な話だったかもしれません。
しかし、想像してみてください。
先述のとおりゲームマスターは、ゲームのシナリオを作成(Plan)し、セッション(Do)をします。セッションをしていると、当然上手くいかないこともあります。その都度、ゲームマスターは上手くいかなかったことを反省(Check)し、その失敗を改善(Act)して次のセッションに臨みます。この一連の流れをあたり前のように繰り返しているのですから、PDCAが身についてしまうなんて、当然のことなのかもしれません。
もちろんスポーツや勉強でもPDCAサイクルを身につけることも可能でしょう。ですが、これほどまでに顕著ではありません。
なぜなら、1サイクルが他と比べて短いため、より多く反復されるからです。
もし、あなたがPDCAサイクルを身につけたいのであれば、TRPGのゲームマスターに挑戦してみては、いかがでしょうか?
ちなみにTRPGの効用はPDCAサイクルが身につくだけではなく、コミュニケーション能力の形成にも役立つことが分かっています。それについては、また別の機会に・・・・・・。
それでは、あなたの生活が豊かになることを願いつつ・・・・・・。
また別の機会にお会いしましょう。朝比奈宗平でした。
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