「出納帳 家計簿 書き方」と検索されていたのでお答えします
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「出納帳 家計簿 書き方」と検索されて、お金が貯まるブログに来られた方がいらっしゃいました。
これは、出納帳を家計簿として使う際の書き方ということでよろしいのでしょうか?
もしそうなのであれば、以前紹介しました記事「家計簿とは、一家の収入や支出を記録する帳簿のことだよ!」では、その書き方について詳しく触れていません(*1)。
「現金出納帳を家計簿として使いたいのに……・このブログには書き方が詳しく書かれてないわ」
おそらく、現金出納帳を家計簿として使う方法を知りたかった方は、さぞかしがっかりされたことでしょう。
その期待に応えられず、朝比奈も残念な気持ちで・・・・・・。
「よし。ブログのご訪問に対する感謝の気持ちを込めて、家計簿の発売時期の記事を書こう!」
そのような訳で今回は、「出納帳 家計簿 書き方」という検索(疑問)に対するアンサー記事です。
現金出納帳を家計簿に使う前に決めておくこと
家計簿を使い始める際、予めいくつかのルールを決めておく必要があります。
現金出納帳を家計簿代わりにする場合も同様です。
少なくとも項目と残高を繰越すのかを決める必要があります。
例えば外食費は食費として扱うのか、それとも別の項目として扱うのかなど。
これらを決めずに家計簿の記帳を始めてしまうと、項目がドンドン増えて収拾がつかなくなる虞があります。
必ず収入と支払の項目を決めるようにましょう。
収入項目と支払項目の例を表にまとめましたので、よかったら参考にしてください(*2)。
続いて残高の繰越です。
月末の残高を次月に繰越する場合とそうでない場合とでは、現金出納帳の書き方が違います。
そのため、必ずどちらにするのか決めてください。
このように1度決めたルールは、コロコロ変えないようにしましょう。
ルールをコロコロ変えると、後から家計を見るとき内容が分かりにくくなるおそれや記録の信頼性が損なわれるおそれがあるからです。
そのような理由があるので、1度決めたルールは、コロコロ変えないようにしましょう。
収入項目の例
給料やボーナス以外にも収入源は、いくつかあります。
例えば年金や預貯金の利息、投資の配当金。
そして、人に貸したお金が戻ってきたというようなものも収入に含まれます。
下表では、所得と他の収入に分けていますが、面倒であれば「収入」と1つにまとめてしまっても構いません。
なぜなら家計簿は、お金の流れを把握するためのものだからです。
家計簿が複雑になって三日坊主になっては意味がありませんので・・・・・・(*3)。
収入 | 内容 |
所得 | 給料やボーナス、年金などの収入。 |
他の収入 | 貸付金の回収や借入金、口座から引き出したお金など |
支払項目の例
医療費や衛生費など項目の多い支払。
下表のように細かく項目を設けても構いませんし、思い切って項目を削って記帳を楽にしてしまうのも1つの手です。
先述のとおり家計簿は、お金の流れを把握するためのもの。
決して他人に見せるものではありません。
自分だけが内容を把握できるよにすれば良いのです。
支払 | 内容 |
医療費 | 病院の診察代や薬代など |
衛生費 | 洗顔や入浴用品、バストイレ用品など |
借入金返済 | 車や住宅などローンの返済にあてる金銭 |
教育費 | 学校や塾の授業料、教材費など |
交際費 | 冠婚葬祭やプレゼントにかかる費用 |
小遣い | 生活費とは別のもの。ちょっとした買い物や娯楽にあてる金銭 |
住居費 | 家賃や共益費など |
車両費 | ガソリン代や車検など自動車の維持費 |
食費 | 食料や外食など |
水道光熱費 | ガス代や水道代、電気代のこと |
通信費 | 電話料金や郵便の送料など。インターネット回線費もこの項目 |
特別費 | 家電や自動車などの購入にかかる支出 |
被服費 | 衣類や靴などの支出 |
預貯金 | 預貯金したお金 |
現金出納帳を家計簿として使う際の書き方(回答)
それでは、検索されていた「出納帳 家計簿 書き方」について回答します。
今回紹介する方法は、簿記の現金出納帳の記入に従ったものです(*4)。
「えっ、簿記? 難しいのはイヤ!」
確かに難しいことは誰でも嫌なものです。
しかし、全然難しくありませんので、ご安心ください。
書き方は、とても簡単です。
簿記を知らない方でも分かりやすく、実践しやすいように「新しいページを使うとき」や「月初めや収入があったとき」など、ケースごとに書き方を分けて紹介しています。
また、図を使って書き方のお手本も紹介していますので参考にしてください。
新しいページを使うとき
現金出納帳の新しいページを使う際に行うことは、ページ数と西暦を記入することです。
これらには、ちゃんとした意味があります。
西暦を記入するのは、いつの家計の記録であるのかを明らかにするためです。
数年後、お金の流れや家計の状態を確認する際、西暦が抜けていたら「何年の家計の記録なのか分からない」という破目になります。
続いてページ数を記入するのは、記録の紛失や連続で記録されることによる記録の信頼性を得るためです。
帳面であれば余程のことがない限り、ページを紛失することはありません。
しかし、ルーズリーフ式の現金出納帳はページを紛失するおそれと記録の信頼性を損うおそれがあります。
そのため、ページを紛失してしまっていることが分かるようにページ数を記入するのです。
月初めや収入があったとき
前月の残高を繰越す場合、月初めには日付と摘要欄に「前月繰越」と記入し、差引残高に繰越す金額を記入します(下図①と②、③)。
前月の残高を繰越さない場合、これらの記入をする必要はありません。
次に収入を記載する場合、日付と摘要欄にご自身で決めた収入の項目を記入します(下図④)。
そして収入金額欄にその額を記入し、差引残高に収入金額と繰越金額との合計を記入します(下図⑤と⑥)。
前月の残高を繰越さない場合、差引残高には収入金額を記入します。
下図の例であれば、差引残高に20万円と記入します。
お金を使ったとき(支払いをしたとき)
お金を使った場合、まず日付と摘要欄に支払項目を記入します(下図①と②)。
続いて支払金額を記入(下図③)。
最後に前日の差引残高から支払金額の合計の差額を記入します(下図④)。
月末の締切
月末の帳簿の締切は、月末最終日に行います。
まず最終日に使ったお金の記録を済ませてください。
次に収入金額と支払金額欄下に線を引き(下図①)、収入金額と支払金額それぞれ月の合計金額を計算し記入します(下図②)。
月の残高を繰越すルールにしている場合、摘要欄に「前月繰越」と記入し、収入金額欄に前月繰越額を記入してください(下図③)。
続いて摘要欄に「次月繰越」と記入し、支払金額欄にその月の差引残高を記入します(下図④)。
月の残高を繰越さず預貯金する場合、摘要欄に「次月繰越」ではなく「預貯金」と記入してください。
再び収入金額と支払金額欄下に線を引き(下図⑤)、収入金額欄の②と③を合計し、支払金額欄の②と④を合計します。
そして、それぞれの合計金額を記入します(下図⑥)。
最後に二重線を引けば、月末の締切は終了です(下図⑦)。
現金出納帳を家計簿に使うと良いことが多い!
今回紹介しました方法は、簿記の現金出納帳の記入に従ったものです。
そのため、どれくらいのお金が入ってきて何にお金を使ったのかが一目瞭然で分かります。
また、残高も把握することができるので、とても便利です!
しかも現金出納帳は、ダイアリー型や単行本・ムック型の家計簿と違って値段がとてもお手頃!
デメリットは、デザインが可愛くないくらいです。
ア〇カさんやコ〇ヨさんなどの文具メーカーのみなさん、安くて可愛い現金出納帳を作ってください。
ぜひお願いします!
まとめ
このように今回は、「出納帳 家計簿 書き方」という検索(疑問)に対するアンサー記事にしてみましたが、疑問は解消されましたでしょうか?
もしも疑問と回答の内容が違う場合は、お手数ですがコメント欄に疑問を詳しくお書きくださいませ。
朝比奈の分かる範囲でお答えします。
以上で「『出納帳 家計簿 書き方』と検索されていたのでお答えします」を終わります。
脚注
*1 家計簿によって書き方(ルール)が違うため、現金出納帳を家計簿として使う場合の書き方には、全く触れていません。
*2 「節約とは無駄遣いをしないようにすること。意味と効果を理解しよう! 」の節約対象の項目を元にしています。
*3 これ以上細かく分類して、朝比奈は三日坊主になった経験があります。
*4 本来、現金出納帳は簿記で使うものです。
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