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映画ダンスウィズミーの感想は、これぞロードムービー!この作品の面白さの秘密は……

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映画ダンスウィズミーの感想は、これぞロードムービー!この作品の面白さの秘密は……

ハンドルネーム、三好彩花さん大好きさん。

「朝比奈さん、こんにちは!」

 

はい、こんにちは!

 

「映画ダンスウィズミーを見ましたか?

私は、今度DVDを借りて見ようと思います。

その前に映画好きな朝比奈さんの感想を聞きたいです。噂では興行収入が低く、おおこけしたそうですが面白いのでしょうか?

リクエスト曲はSguarで、ウエディング・ベルです。お願いします」

 

ダンスウィズミーは見ていますよ、三好彩花さん大好きさん!

 

2019年12月8日朝7時、あらためまして、映画大好き朝比奈宗平です。

よろしくお願いします。

 

公開第1週のランキングは10位で、翌週になると上映回数がかなり減り、結果おおこけしたダンスウィズミー。

 

主演の三好彩花さんが、ミュージカルシーンを吹替なしで挑んだということで、前評判はメチャクチャ良かったんですけどね。

 

ほんとうに面白くない映画なのでしょうか?

 

そのような訳で今回は、映画ダンスウィズミーの感想をお伝えします。

 


朝比奈宗平の知ッタメ!

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映画ダンスウィズミーの感想は、これぞロードムービー!

映画ダンスウィズミーの感想は、これぞロードムービーです!

ただしミュージカル映画ではありません。 

 

ディズニー映画やエマ・ストーン&ライアン・ゴズリング主演作ラ・ラ・ランド、ヒュー・ジャックマン主演作グレイテスト・ショーマンなどをイメージして、ダンスウィズミーを見ると、かなり見劣りします。

 

しかしロードムービーとしては、かなりの力作です。

なぜならロードムービーとして成立しているうえ、最後にちゃんと物語が終わるからです。

 

ロードムービーは道中の過程の描写がメインであるため、物語の結末を曖昧にする作品がたくさんあります。

 

この点がダンスウィズミーがロードムービーとして力作だとのべた理由です。

しかも非常に優れたエンターテインメント仕上がっています。

 

これは、しっかりと脚本を練り上げたからなんでしょうね。

映画ダンスウィズミーのあらすじから考える脚本の良さ

ところで、ダンスウィズミーのあらすじは下記のとおりです。 

 

ミュージカル嫌いの静香だったが、ある催眠術師により音楽がかかると感情を歌とダンスで表現する催眠術をかけられてしまう。そのせいで仕事はできなくなり、恋人とも別れざるを得ない状況に。静香は元に戻るため、逃亡した催眠術師を探しに旅に出る。

 

引用元ウィキペディア「ダンスウィズミー」

 

あらすじを読んだだけでも脚本の良さが分かりますね。

 

本当に上手いわあ。

 

決してお世辞ではありませんよ。

 

たぶん朝比奈の言っていることは漫画家や小説か、そして脚本家の方なら「うんうん、そうだね」と理解してくださるはず。

 

  1. ヒーローズジャーニーで構成されている
  2. 主人公の静香に欠損がある
  3. 旅をしなければならない理由が明確である
  4. 物語早々にタイムリミットが発生する
  5. 次の目的地に行かなければならない理由が発生する
  6. 目的を達成できないかもしれない可能性が発生する

 

まだ何かあるような気がしますが、思いつくまま書きだしただけでも、これだけ仕掛けがあります。

 

これだけの仕掛けは原作ありきの映画には、決してマネのできないことです。

 

なぜなら原作という制限の中で脚本を作らないといけませんからね。

 

その制限を無視すると、原作ファンにボコボコにされるので、脚本家の方も下手はできません。 

 

それに原作を無視すると、映画作品として成り立たない駄作になってしまいます、あの恋愛映画のように(あれは主演の俳優が悪いわけではないと思います)。

ダンスウィズミーの主要な登場人物は追い詰められている

主要な登場人物は追い詰められた状況下にあります。

 

  1. 主人公は催眠術を会議までに解かなければならない
  2. 主人公の同行者は夢を叶えたい
  3. ミュージシャンは自分の想いを伝えたい
  4. 催眠術師は〇〇から逃げなければならない
  5. 〇〇は△△を回収しなくてはならない
  6. 探偵は依頼を遂行しなければならない

これらは、映画に緊張感もしくはハラハラドキドキが生み、観客を映画の世界にどんどん引き込む仕掛けとして使われています。

 

追い詰められた状況下、誰が目的を果たすのか?

 

それは、ご自身の目でぜひ確かめてください。

映画ダンスウィズミーがおおこけした理由を考えてみる

映画ダンスウィズミーがおおこけした理由は、たぶん宣伝でしょうね。

 

「ラ・ラ・ランドに触発された矢口監督が手掛けた」というキャッチが、足を引っ張ったのではないかというのが朝日奈の考えです。

 

そのキャッチを見聞きした、ラ・ラ・ランドやグレイテスト・シューマンでミュージカル映画の味を覚えた方々が、この映画を見たらガッカリするのは当然です。

 

なぜならダンスウィズミーは、ロードムービーだからです。

 

ミュージカル映画ではありません。

 

そうですね、ミュージカル映画とコメディの要素を持ち合わせたロードムービーと言った方がよろしいでしょうか。

 

この件については、当の矢口監督もご自身でおっしゃっています。

 

普通に生活している人が突然歌い出すのって、とても変なことですよね?

それが理由でミュージカル映画を見ない人がいるのもとてもよく分かります。

誰もが共通して思っている「なぜ急に歌う!? 踊る!?」という疑問に答える映画を作りたかったんです。

ミュージカルが好きな人はもちろんですが、苦手な人にこそ観てもらいたい映画です。

観終わって映画館を出る時、リズムに体が揺れ、自然と鼻歌を歌ってしまう。

そんなスーパー・エンタテインメント作品にしたいと思っています。

 

引用元:禍福は糾える縄のごとし「三吉彩花主演映画「ダンスウィズミー」ムロツヨシキャストは?公開はいつ?あらすじネタバレ」

 

ね、ご本人もミュージカル映画とは言っていません。

 

宣伝のしかたを間違えなければ、もう少し結果は変わっていたかもしれませんね。

ああ、もったいなあ、ほんとうに素晴らしい映画なのに、ミュージカル映画だと誤解されて評価が悪いなんて!

まとめ

映画ダンスウィズミーはミュージカル映画ではありません。

ミュージカル映画だと思って見ると「全然面白くない」と思ってしまうでしょう。

 

しかしダンスウィズミーはロードムービーです。

しかもロードムービーとしては、かなりの力作!

いいえ、傑作と言っても過言ではありません。

 

なぜなら脚本がしっかりしているからです。

 

ロードムービーは道中の過程の描写がメインであるため、物語の結末を曖昧にする作品が多いのですが、ダンスウィズミーはきちんと物語を収束させています。

 

また、映画の面白さを物語とは関係のない俳優陣の変顔やギャグに頼っていません。

 

映画を面白くするための仕掛けを随所に設けて、あくまでも脚本の面白さで勝負をしています。

 

下記は朝比奈が気づいた仕掛けです。

 

  1. ヒーローズジャーニーで構成されている
  2. 主人公の静香に欠損がある
  3. 旅をしなければならない理由が明確である
  4. 物語早々にタイムリミットが発生する
  5. 次の目的地に行かなければならない理由が明確
  6. 旅の途中に起こるトラブルが自然
  7. 目的を達成できないかもしれない可能性が発生する

 

このように巧妙な仕掛けが施され、しかも道中に起こるトラブルが自然なダンスウィズミーはロードムービーの中のロードムービーと言えるでしょう。

 

以上で「映画ダンスウィズミーの感想は、これぞロードムービー!この作品の面白さの秘密は……」を終わります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

バイバイ。

 

 

※今回の記事はフィクションであり、記事に登場する人物および団体は実在する人物・団体と一切関係ありません。

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